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第30代熊野別当 静快:紀伊続風土記(現代語訳)


第30別当 静快

尋快が次男が嫡子に立てる。兄の長禅師は承久合戦で院方のため打たれた。

 

 

正応3年宮主高実の文書に「権別当坊以被仰下之趣雖被相触長憲法橋一切不令承引」とある。権別当は名は欠いているが年紀から推察するとこの静快であろう。兄の長禅師は『東鑑』に見える熊野法師の子であろう(第28の条を考えるべし)。

牟婁郡:紀伊続風土記