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大居村:紀伊続風土記(現代語訳)


大居村 おほい

中里村の子巳の方(※?※)9町ばかり、大田川の北涯にある。大居は慶長検地帳には大井と書いてある。この地は井堰がなく井戸を汲んで田を養っていたが、享保12年に色川郷の界、長井村の小名上長井より大田川を堰いて井溝を50町ばかり作り、当村に水を引く。ゆえに大井の名がある。

大井の名が慶長以前からあるのは、古い大井があったが川の端に溝路を作ったので溝路が壊れて久しく絶えていて、享保のとき再び作ったのであろう。

小祠3社

正寿寺  玉尾山 禅宗臨済派和田村大泰寺末、村の中にある。

古城跡
村の巽(※東南※)、山上にある。御社ノ森ノ城という。今はただ森だけで土地を平らにしてある。誰の城跡であるか詳らかでない。

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南大居

読み方:わかやまけん ひがしむろぐん なちかつうらちょう みなみおおい

郵便番号:〒649-5134

那智勝浦町の観光スポット宿泊施設

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牟婁郡:紀伊続風土記