上三栖村:現・和歌山県田辺市上三栖
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上三栖村:紀伊続風土記(現代語訳)
上三栖村 かみみす
田畑高 307石1斗7升8合5勺
家数 74軒
人数 352人
中三栖村の東にある。村居の多くは中辺路往還にある。北の方の山の反腹にあるのを小名切畑という。
○一倉明神社 境内森山、東西55間、南北41間
本社3社 新宮、本宮、那智 各前1間。
末社2社 若宮 大将軍社
拝殿
小名前田という所にある村の東にある。この地は古え熊野の御簾領であったことから祭るという。古えは三栖荘3ヶ村の産土神であったが、今は上中2村の産土神とする。
○大将軍社 境内山周160間
末社 若宮
拝殿
小名縄手という所にある。
○弁財天社 境内山周40間
小名切畑にある。三栖川の中島に安置する。
○地蔵堂 村の中にある。昔は長栄寺という寺であったという。
○古城跡
村の東にある。村の中から峠まで13町余りである。東西18間、南北11間。藤堂与右衛門宇野若狭青木勘兵衛の付城といい伝える。
和歌山県田辺市上三栖
読み方:わかやまけん たなべし かみみす
郵便番号:〒646-0214
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