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鎌塚村:紀伊続風土記(現代語訳)


鎌塚村 かまづか

大山村の坤(※西南※)雲取の往還から1里7町の距離にある。偏僻の山村であるが、舟が村中まで通ずるのでよい家居などがあって窮村の形はない。

村中の小谷を岩が谷という。大岩が峡をなす所がある。その色は黒色で磨いたがごとく、かつその形質は片々重畳するものを縫合したかのようである。他にその類を見ることはない。実に人工を経たかのようである。不思議である。

峡の下流に淵の形がある。村名の鎌は釜の字で淵の意味であろう。塚の意味はいまだわからない。

吉祥寺  洞雲山 禅宗曹洞派新宮城下全龍寺末、村中にある。

和歌山県新宮市熊野川町鎌塚

読み方:わかやまけん しんぐうし くまのがわちょう かまづか

郵便番号:〒647-1204

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牟婁郡:紀伊続風土記