市野々村:現・和歌山県東牟婁郡那智勝浦町市野々
市野々村:紀伊続風土記(現代語訳)
市野々村 いちのの 小名 二瀬(にのせ)
井関村の戌の方(※北西微南※)10町、那智川の北にある。鳥居を堺として那智山の下に村居する。古、那智山が盛んで参詣者が多かったとき、市をなした地であろう。
熊野の観光名所:熊野那智大社
○若女一王子社 境内周120間余り
本社 表行1丈9尺 忍穂耳尊・天照大御神・葺不合尊
末社 八咫烏社 社廃し礎石のみある。
村の中にある。那智山の末社で、1村の産土神である。
○杉屋社 境内周36間
村の戌の方(※北西微南※)にある。那智山の末社である。天照大神影向の所という。
○宝泉寺 古岩山 禅宗臨済派海部郡由良興国寺末、村の戌の方にある。
○帽子石
村の北1里10町、山頂にある。形が帽子に似ている。土地の人は、役行者が護摩修行したとき、天から降った石であると伝えていう。
○光(ひかるが)峯
村の丑の方(※北東微北※)の高嶺である。那智権現が天下った所といい伝える。この峯に錫杖杉という木があったが今は枯れてしまった。
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町市野々
読み方:わかやまけん ひがしむろぐん なちかつうらちょう いちのの
郵便番号:〒649-5302
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