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鶴川村:紀伊続風土記(現代語訳)


鶴川村 つるがわ

 田畑高 95石9斗7升9合
 家数  22軒
 人数  105人

大柳村の西6町、川の左にある。鶴川は村の坤(※西南※)潮埼荘吐生村との堺から流れ出て古座川に落ち合う所。

大水のときは岩にぶつかって水が逆に流れて谷はうつろをなす(※?※)。ゆえにうつろ川といったのを「う」を省いて「つろ川」といい訛って「つるかわ」となり、これより村名が起こった。この辺の言葉では「ろ」を「る」と転じることが多い。

玉泉寺  徳倡山 禅宗臨済派若山禅林寺末
村中にある。古くは徳正山長福寺といったのを後に今の名に改める。

和歌山県東牟婁郡古座川町鶴川

読み方:わかやまけん ひがしむろぐん こざがわちょう つるがわ

郵便番号:〒649-4231

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牟婁郡:紀伊続風土記