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栗栖村:紀伊続風土記(現代語訳)


栗栖村 くるす

川瀬村の南に並んで人家が連なって上野村と相対する。この3ヶ村は鼎足をなしてその間は遠くない。中で尾呂志川を隔てている。村の名前の意味は川がその外をめぐることから出たこと。(※後略※)

宝積院  香雲山 境内周62間、禅宗曹洞派上野村長徳寺末、村中にある。

小堂1宇

倉下(した)古跡城
村の申の方(※南西微北※)12町、山手にあって、方8間ばかりの平地がある。石垣の崩れた形が少し残っている。尾呂志孫治郎などの出丸かという。

風伝(ふうでん)
村の戌の方(※北西微南※)14町余にあって山の弯である。常に風が烈しいゆえにそういうという。これより西北は入鹿荘の村々と入り雑ざりの所で、全き境は入鹿荘丸山村領まで村から1里ある。

三重県南牟婁郡御浜町栗須

読み方:みえけん みなみむろぐん みはまちょう くるす

郵便番号:〒519-5326

御浜町の観光スポット宿泊施設

牟婁郡:紀伊続風土記