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片川村:紀伊続風土記(現代語訳)


片川村 かたかわ 小名 通谷(とおりだに) 小片川(おかたがわ) 風吹峠(かぜふくとう)

桃太郎岩

矢野川村の巽(※東南※)1里8町にある。谷川は西から東に流れ、村居はその両岸に散在する。小名が2つある。村の艮(※東北※)10町ばかり、栗栖村への往還にあるのを小片川という。村の巳の方(※南南東※)10町ばかり、桐原村往還の山上にあるのを風吹峠という。

小祠1社  表行5尺 境内山方2町

満蔵寺  大徳山 境内周62間、禅宗曹洞派上野村長徳寺末、村中にある。

堂野碑
村の東、栗栖村往還にある。天正年間、この地を夜行くと牛鬼というものが出るといって村民の新蔵がこの道に石碑3基を建ててから牛鬼が出ないという。その碑(高さ3尺5寸、横1尺4寸)。今もある銘を下に記す。

現世安穏後生菩提處也
南無阿弥陀仏      悪魔退治所
天正三稔亥 種吉日敬白    新蔵

三重県南牟婁郡御浜町片川

読み方:みえけん みなみむろぐん みはまちょう かたかわ

郵便番号:〒519-5325

御浜町の観光スポット宿泊施設

牟婁郡:紀伊続風土記