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大桑村:紀伊続風土記(現代語訳)


大桑村 おおくわ

 田畑高 35石6斗3升
 家数  12軒
 人数  52人

佐田村の艮(※東北※)1里にあり、成川村は亥の方(※北北西※)1里ばかりにある。山手村は巳午の方1里12町にある。土地の人は言うには、応永年間に伊藤左衛門という者が当地に来て居住し、その人の法号を大桑浄円といったので大桑を訓で呼んで大桑(おおくわ)と名づけたとか。

春日社  境内森山周100間
村端にある。1村の産土神である。社は3社ある。古くは5社あったという。

福昌寺  大桑山 禅宗臨済派三前郷高川原村祥源寺末
村中にある。古くは福昌庵といったが、後に寺号となる。古い位牌がある。表に当寺開基福昌院大桑浄円居士、背に宝徳3年未7月9日俗名左衛門。これは村民の嘉左衛門の先祖で応永年中に当所に来たと言い伝えるが、その系図等は絶えて詳らかにできない。

和歌山県東牟婁郡古座川町大桑

読み方:わかやまけん ひがしむろぐん こざがわちょう おおぐわ

郵便番号:〒649-4215

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牟婁郡:紀伊続風土記